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一般社団法人倫理研究所は民間の社会教育団体。倫理の研究並びに実践普及により、生活の改善、道義の昂揚、文化の発展を図るべく、セミナーや講演会などの啓蒙活動を主軸に、出版活動や環境保護・美化活動、書道や短歌による文化芸術活動など様々な活動を展開しています。会員は倫理運動に賛同する個人と法人で、会員数は個人が約18万人、法人が約6万社にのぼります。また、国内のみならずアメリカやブラジル、中国や台湾など海外にも活動の輪を広げています。

倫理研究所は昭和20年に丸山敏雄によって創設されました。敏雄は福岡県にある上毛郡合河村(現在の豊前市天和)の農家に四男として生を享けました。勉学を好み、子供の頃から成績優秀で、級友から「孔子丸山」というニックネームで呼ばれていました。小倉師範学校を首席で卒業した後、広島高等師範学校で国史を学び、故郷の築上中学校の教師となります。その後、中学明善校を経て長崎女子師範の教頭になるなど、郷里では熱心な教師として活躍しました。

教育者である傍ら日本古代史の研究者でもあった敏雄は、神話に登場する数々の奇跡を学問的に証明したいという一心で、37歳で教職を辞して広島文理大学(広島高等師範学校を改組)に再入学。日本古代史の研究に没頭しつつ、西晋一郎博士に師事して哲学と倫理の研鑽にも励みました。しかし奇跡の解明には到らず、やがて宗教へと足を踏み入れます。ひとのみち教団に入信し、修行に励みながら真理を探究し続けた敏雄は頭角を現し、短期間で准教祖に抜擢されました。しかし、戦前の当局による思想・宗教弾圧により他の教団幹部と共に不敬罪で逮捕されました。長い裁判期間において宗教活動に対する深い反省の中、これまで以上に深く古典や真理を追求しました。

そして敗戦後、道義の荒廃した国の姿を憂えた丸山敏雄は、昭和20年9月3日に日本の再建を期して論文『夫婦道』を起稿。倫理の研究並びに実践普及による、道義・生活の改善運動をスタートし、翌昭和21年に倫理研究所の前身となる新世文化研究所を設立しました。その後も純粋倫理の研究と人々への啓蒙に心血を注いだ丸山敏雄でしたが、昭和26年に59年の生涯に幕を閉じました。
丸山敏雄の唱導した純粋倫理は、人間が正しく社会生活を営む上での基本であり、生活法則であり、自然の摂理です。誰もが「守れば幸福になり、外れれば不幸になる」という徳福一致の法則であり、現代のような先行き不透明な時代こそ、その真価が問われると、多くの賛同者により日々実行・実証・研究されています。

昭和55年に誕生した倫理研究所の法人会員組織である倫理法人会では、経営者が自ら率先して純粋倫理を実践し企業経営に活かすことで、社員の健全な育成と職場の活性化により、真に地域に貢献し日本創生に寄与する企業づくりをめざしています。
平成27年現在、全国に670の倫理法人会があり、主な活動は、週に1回の勉強会である経営者モーニングセミナーと、毎年全国で開催される倫理経営講演会です。経営者モーニングセミナーは朝6時(会により6時半)から全国の市区単位の倫理法人会で開催され、参加者は朝型の生活習慣を体得するとともに、各界で活躍する講師の体験談などを聴講し、倫理経営についての学びを深めます。

倫理経営講演会では、講演および事業体験談や朝礼実演を交え、倫理経営の重要性や、職場に英気と活力をもたらす朝礼の必要性を学びます。いずれも貴重な体験談を学べる場であり、孤独になりやすい経営者にとって、自身のかかえる問題への対処を知る機会として人気を博しています。 また、よりよい社風づくりと社員の能力向上をめざして、活力あふれる朝礼を推進しています。法人会員には毎月、朝礼用のテキスト『職場の教養』を無料で配布しています。
平成16年には「倫理17000」ライセンス制度をスタート。真に地域社会に貢献し、倫理経営を顕著に推進している企業を認定する制度で、平成26年までに、183社が認定されています。

一般社団法人 倫理研究所
http://www.rinri-jpn.or.jp/

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